2015年御翼9月号その4

自分を愛せるようになるために―ロバート・シューラー博士

自分を愛せるようになるために Robert H. Schuller, Self-Loveより
1. 地域社会から尊ばれ、人の地位や身分を築き上げる団体に所属する。
 ある男性は、引っ込み思案で劣等感に悩まされていた。彼の友人が、地域社会に奉仕する団体に誘ってくれた。彼はそこでついに自分の居場所を見つけた。常々尊敬していた人たちから受け入れられた。そして、生まれて初めて、自分も人から好かれることができると感じた。今や彼は、社交的で、情熱的で、この団体が主催するチャリティー活動の委員長をしている。
 私たちは誰もが、他人と交わる中で自分自身を見出す。人は、尊敬する人たちから受け入れられることなくして、自分自身を愛することはできない。最低限、地域社会での注目すべき団体一つには所属するようにしよう。
 但し、所属するだけで何か立派な人になれると誤解してはならない。メンバーになっただけで、自動的に他者から受け入れられるようになると思ってはならない。傲慢であっては、エゴが膨れ上がるだけである。

2. 創造性のあるプロジェクトに挑戦する。
 創造性(クリエイティヴィティ)は、人の自己評価を高める。落ち込んだとき、ある婦人は美味しいパイを作る。知人の牧師は、庭仕事をすることで霊的に高められるという。ある主婦は、古い家具を再生させる。
但し、何かを達成することで、人は自分自身に価値を見い出せるものではない。最終的に、人の偉大さは、人格や性格を発展させることで決まるのであり、何かを達成することで得られるのではない。

3. 重要な人物と知り合いになる。
 重要人物と友情を築き上げることで、人の自尊心というものは、格段に向上する。尊敬する人物がいたら、そのことを本人に伝えよう。そして、個人的な知り合いとなろう。メールや電話をしよう。意外と容易に知り合いになれるものである。拒否されることを恐れずにやってみよう。   
但し、その友情を利用しようとするならば、それは相手に伝わってしまい、拒絶されることになる。そして、個人的に知ることのできる最も重要な方はイエス・キリストである。主イエスは、真にあなたに価値を与え、それが感じられるようにしてくださる。もちろん、祈りこそ、主と交わりコミュニケーションする手段である。
(ヨハネ15:15 「わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いた  ことをすべてあなたがたに知らせたからである。」)

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